このレビューはネタバレを含みます▼
しびれる。最高に絵と言葉が美しい。余韻、余白、しっとりとした大人なマンガ。会話がなくても、目だけで物をいう表現、目を伏せる仕草、それだけで感情が伝わってくる。軽い言葉じゃなくて絵だけで伝わってくる。すごすぎる。ローズ先生のセンス、そして美青年がマッチしていて最高の始まり方。
とにかく面白い。一人一人の心情、惹かれ合う人、惹かれあってた人、匂いが塗り替えられる。やさしいミルクが濃厚に。タバコはうすまっていく。東雲のよもぎを思う気持ちが切ない。よもぎとの別れも編集者として、よもぎを守るためなものかな?名前のをつけれない深い深い愛。
匂いの描写が色っぽい。寂しさを埋め合う関係、名もない関係、今の世の中女性風俗がよくとりあげられていて、この作品はいまの時代をうつしてる。この先も楽しみです!
最新27を読んで、東雲の本当のことがわかった、拗らせ中年!後悔するなよ、よもぎは金しろと恋愛したとして、その先を気にする。また傷ついたら怖い。20代の傷はすぐ治っても30代の傷は治るのが遅い。身体も心も。めちゃくちゃ続きが楽しみ!