体感予報 TVドラマ化記念番外編
」のレビュー

体感予報 TVドラマ化記念番外編

鯛野ニッケ

番外編の域を超えている

ネタバレ
2025年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 番外編って、読んでも読まなくても本編読む時に支障がでないことがほとんどです。それで充分なんです。がしかし!これは読まないと確実に支障がでますね。「え、何、表には微塵もそんな素振りは見せずに、裏ではそんなことを思っていたのかー!瑞貴ぃぃぃ!」ってなって、本編を読み返すと新しい世界が開けます。いやもう、反則レベルで瀬ヶ崎が可愛いのなんの。普段のふてぶてしさも残しつつ、弱音を吐いたり、子供みたいに甘えたり、理不尽なこと言って困らせたり。そして酔いがさめれば全部忘れているという完璧さ!忘れてなきゃダメなのよ。覚えてたら二度と吞まなくなりそうだもの。
気遣いや喜ばせたいという気持ちを素直に受け取ってもらえないのは悲しいけれど、瀬ヶ崎の普段の行いが行いなだけに仕方がないと思います。なのに瀬ヶ崎の気持ちを受け取れてなかったことに落ち込むダヨちゃん、真面目で優しい良い子だなぁと思いました。それが自分への優しさだなんて思いもしないくらい、常日頃は素っ気ない態度を取られているってことなのに、健気だなぁ。はぁ、早く本編の2巻出ないかな~。もっともっと瀬ヶ崎がダヨちゃんに振り回されてるところが見た~い。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!