極甘悪魔な御曹司の溺愛は揺るがない【財閥御曹司シリーズ伊達家編】【電子限定SS付き】
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極甘悪魔な御曹司の溺愛は揺るがない【財閥御曹司シリーズ伊達家編】【電子限定SS付き】

滝井みらん/白崎小夜

全てはヒーローが悪い

ネタバレ
2025年6月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインのコンプレックスを知っていながら、ストレートに告白せず、姉が戻るまでの人質だと言うから、ヒロインは自分の想いを封じ込めるしかなくて。ヒロインに自分から好きだと認めさせる為に、甘く時には意地悪なヒーローで、でも、ずっと姉と比較されてきて、姉を優遇されて育ってきたヒロインがそんなことで気持ちに素直になるわけもなく。それに、姉の両親が娘とヒーローの結婚を早く諦めるように手を打たなかったヒーローにも落ち度があるし。ヒロインの叔父にはヒロイン好きだと伝えたのに、なぜに、そこは詰めが甘いのか。
ライバル御曹司に嫉妬している暇があったら、もっと早くに素直に告白すればいいものを。パーティーに婚約者として連れて行き、祖父に気に入られるし、ヒーロー弟にも認められたけど、それでもヒーローの素直な告白がないから、自分は身代わりだといつまでも思っていて。ヒロインの妊娠に気づきながら、それでも告白しないって。しかも、戻ってした姉とヒーローが会っていて、親密に見える場面を目撃してしまい、ヒロインは動揺しまくりの所をライバル御曹司に遭遇し、全てを明かし、協力してもらい、姿を消したヒロイン。しかし、二日でヒロインの行方を掴み、迎えにいく途中で酷い事故に遭ってしまうヒーロー。退院後もヒロインを探し続けるが、ヒーロー従姉妹がライバル御曹司に協力していて、いつも逃げられていて。御曹司もヒロイン好きだから、ヒロインに嘘を吹き込み、ヒロインが逃げ続けるに仕向ける。そして、御曹司姉の元で赤ちゃんを出産し、三カ月後に故郷に帰る決意をするヒロイン。御曹司のプロポーズを断る。それで、御曹司はついに諦めて、ヒーローにヒロインの居場所を告げ迎えに行かせる。故郷に帰ったその日に、ヒーローが迎えに来て、そして、御曹司の嘘や姉とのことは誤解だと分かり、後悔するヒロイン。
そして、初めて真摯にヒロインに心から告白したヒーロー。本当に遅すぎる。最初に告白していれば、遠回りしなくて良かったのに。そして、二人の子供に恵まれて幸せいっぱいの二人。テーマパークで、ライバル御曹司と横恋慕女従姉妹夫婦と遭遇してしまい、大人達は気まずい空気に。しかし、子供同士のやり取りで、ヒーローは二人を許すことに。番外編はその子供同士の恋愛のお話。
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