このレビューはネタバレを含みます▼
阿仁谷ユイジ先生の作品で3つめです。
上巻をまるっと無料で読んで続きが気になり過ぎて下巻購入。その後はまだです。
ちょっと癖のある絵とエロシーンを描く先生。好き嫌いが分かれると思いますが、私は好き!!てゆーか、既読作品を読み返してるうちに慣れました。可愛く見えてきて萌えるようになったので他作品にもきました。
紙で表紙だけ見たときには、ちょっと悲しい話なのかなと想像して敬遠してしまい。でも立ち読みしてみたら、ギャグっぽいところが記憶喪失の重さを打ち消してるように感じて大丈夫でした。多郎が明るく健気なのが良い。
シスコンなのは必要なエピソードなのかわかりませんでした。リアルな男の子はこんな風に身近な女を好きになるもんなのかな?女の自分にはよくわかりませんが。
大切な記憶が失われたのは悲しいけど。多郎が、ソファで寝ているたかひろがちゃんと生きてるのか確認するシーンが切なかったです。全てが綺麗に揃ったストーリーは美しいかもしれないけど、1番大事なものがあれば良いとする。生きていればあとは何とでもなる。
たかひろ視点が多かったですが、多郎視点もあり。また、たかひろ視点での多郎の言動・表情から分かることも多く非常に気に入った作品です。セリフとして書かれない行間が深みを出していると思う。
購入に際して、今回はレビューをすごく参考にしました。迷ったときは低評価レビューを特にしっかり読みます。
低評価も高評価もネタバレも読んだ上で買って大満足。皆様、ありがとうございました。
この先はリバだそうですが、このCPなら全然OKなのでいずれ買います。