くちづけは嘘の味
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くちづけは嘘の味

サガミワカ

共感性ゼロの男×元詐欺師のバーテンダー

ネタバレ
2025年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 共感性ゼロの青年実業家・和智×元詐欺師のバーテンダー・槙尾。経営者としては有能だけど共感性が欠落している若社長・和智は、偶然の再会を果たしたバーテンダー・槙尾に柄にもなく運命を感じてしまう。が、想いが通じて一夜を共にした翌朝、服も財布も槙尾も消えていて、彼が元詐欺師だということを知る。槙尾に唯一の執着を見せる和智と自由奔放な槙尾、酷い男×悪い男な全10巻読了!ああ〜終わっちゃった、面白すぎた…!めっちゃ寂しい、もっと見てたい…でも堂々完結と言うのに相応しい終わり方で文句のつけようもない。なんとなく読む前は、和智がひたすらド塩な槙尾を追いかけててちょっと痛切ない感じなのかと思ってたけどそんなこともなく。二人の恋愛模様や元詐欺師で情報屋の槙尾の裏稼業、切っても切れない間柄だったヤクザ周辺の血腥さも絶妙で、完成度高い!最終巻の行里の描き下ろしがまんま共感しかない。寂しいけどほんとによかった。短編でもいいからまた見たい。面白かったー!心残りは伊勢の幸せかな…。スピン来てくれますように!
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