膵臓がこわれたら、少し生きやすくなりました。
」のレビュー

膵臓がこわれたら、少し生きやすくなりました。

永田カビ

時系列わかりにくい

ネタバレ
2025年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時系列がわかりにくく戸惑います。冒頭は膵炎の再発で入院が決まった途端に脱走したかのように読めますが、実は入院してしばらくしてから色々耐え難くなり脱走したようです。他の本との重複する内容が多いです。膵臓の入院とアルコール依存症での入院・治療ははっきり分けて描いてほしかったかな。

最初の本を出したことで親を悲しませたとか働いてない時に罪悪感があるというのに、エンゲル係数を跳ね上げ一日中飲み歩き洗濯物を増やし体を壊して余計世話になることは酩酊したら気にならないのでしょうか。罪悪感以上に「働けないと認識してもらいたい」「愛情をかけてほしい」があったのでは。

ただてさえ書きなぐる絵なのに嘔吐の絵はやめてほしかったし他人の尿の匂い嗅いでた描写も受け付けず。他の本以上に乱雑で、親のおかげで断酒できた!とあるが人生好転した!希望!とまで思えませんでした。

断酒成功したからと「ひとりじゃない」と呼びかけてますが生きてるのは脱走しても優しく治療続けてくれた医師、大事にし続けてくれた両親のおかげですね。周りの人に恵まれないと難しいですね。
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