このレビューはネタバレを含みます▼
とっても好き!!
ぼっち好き同士が恋人になる設定なんてなかなかなくて面白かった。
ぼっちが好きな幅岸と葛野は同期で。
それぞれ一人旅した先の宿でばったり会って話してみた事から会話するようになって。
幅岸は10年間も草間の事が好きだったが、草間も実は同性愛者で幅岸の事が友達として好きで、迷惑掛けると思い幅岸の側から去っていたが仕事で再会し…
幅岸と葛野は一人が好きだったけど理由は二人は少し異なっていて、葛野の場合は大勢が面倒なだけではなく寂しさもあると見抜いた幅岸が、必要な時は一緒にいる契約をする。
一人でいても、葛野は今何してるかなと思える事が幸せに感じる幅岸。
葛野も最初は塩対応だったけど契約を終わらせたくなくなっていき、二人で美味しいと一緒に食べたり出かける事の楽しさを知って行く過程が丁寧に描かれていて、二人の顔も良くてとても楽しめました。
草間はほんとに友達としてだけ好きだったのかなあ?
幅岸と葛野の前だからそう言ったんではないの?
だとしたら草間は可哀想。
でも草間の存在のおかげで葛野が嫉妬して好きな気持ちが上がった気がするから、当て馬として必要だったかな。
9年も前の作品だったけど絵柄が古臭くなくて、作者様の他の作品も読んでみたくなりました。
読みホにて。