野ばら
」のレビュー

野ばら

雲田はるこ

やはりよいね

ネタバレ
2025年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雲田先生の2冊目のコミックス。
天才だな(笑)

ゲイの人がカムアウトせずに結婚し、子どもをもうけることがあり。
聞かされた妻は、確かに驚いただろう。だが、なぜ子どもを置いていったのか。
ゲイであること伏せていたら…とたらればを考える。

ずっと、色々なことを伏せていたら、合わせることだけを考えて自分を押し殺す。けれど、歪はでてくる。
好きではないが愛着はある。
友だち夫夫になれたかもね
でも、やはり好きになるのは男性。
自分は愛されないのだと理解した妻は出ていった。

だから、出会いがあった。
娘も懐いている相手。
気負わない優しさが染みる。

初めてが隠れてするなんて、思春期みたい(笑)
幸せなんだな。

オムニバスのため、他にも2作あり。
女子になりたかったゲイ。
好きな人のために「男の子」でいることを選択する。

旅の途中であった鳥。
トラウマ抱え、恨みをもち、自由そうで自由でなかった。
一緒に過ごし、たのしさを知った。
心情表現が絶妙。

エチはあります
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