山口つばさ短編集 ヌードモデル
」のレビュー

山口つばさ短編集 ヌードモデル

山口つばさ

仄暗いセクシャリティな短編集

ネタバレ
2025年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ブルーピリオドファンです。
ブルーピリオドは絵画の世界のスポコンで、ストーリーの中には全くセクシー要素ゼロないのに、作品全体がとってもセクシーさを感じるのです。そんな山口つばさ先生の短編集はエロさ全開で、且つ独特のダークな世界観で、ズブズブ深みにハマるような3作品でした。
表題作は学生のストーリーで、ブルーピリオドファンを引き込むような、そのまま「ヌードモデル」と画家の関係性の話。画家の圧勝感がスカッとしました。
2作目も学生によるセクシャリティーがテーマで、主人公はお灸をそえられました。もう彼は自分の価値観で他人の性にレッテル貼ることは無いでしょう。
3作品目は、ホストに堕ちてく医者の話。ヨハンが魅力的過ぎて、私も吸われたくなっちゃいました♡ブルーピリオドにもホストの話が出てきますが、ホストの闇を表現するの天才的ですよね。短編とは思えない内容のボリューム感でした。
もっと、もーーっと短編集読みたいです。読んで後悔無し!!
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