残酷な神が支配する
」のレビュー

残酷な神が支配する

萩尾望都

禁忌が多くて体調崩しながら読みました

ネタバレ
2025年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ ジェルミの死んだ心をイアンが生みだす物語。
始めはトーマの心臓のようかなと思ってたら、お葬式後にイアン視点になってからが怒濤の本編のはじまりです。
子供にとって親は神。本当にそう。自分をこの世に創造したんだから。
それぞれの親に似てジェルミは泣き落とすしイアンは高圧的。
自分の秘密や罪を知っている、むしろその出来事の共犯者。
一年間で一番心がつらくなる時期に全てを知ってる二人が死なないように寄り添いあう。
「死」で終わるかと思ったので少しでも希望の道が残されてよかったです。
とてもメンタルが削られるので要注意。
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