アンチボーイフレンド【電子限定描き下ろし付き】
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アンチボーイフレンド【電子限定描き下ろし付き】

黒井よだか

お互いに拗らせすぎちゃったなぁ

ネタバレ
2025年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ いやぁ〜、よだか先生好きです。ほんと。どの作品も面白い!あれもこれもレビュー書きたいのですが、なかなか辿り着けない…。よだか先生の描く男はほんとに男です。受けも攻めもがっつり男。なんならケンカップル。でも受けはエチの時、と〜ってもエロいんっす。いつも受けのビーチクは、淡くプクッとしていてSexyなんです。そして、なんといってもストーリーがねぇ…よき。こちらの作品は、切なくてギュンギュンきちゃう。両片思いの幼馴染な2人。そう聞くと、まあよくあるやつじゃん、って思うかもですが。お互い好きだけど同性っていう葛藤があったり、互いにそれぞれ自分じゃない別の好きな人がいると思ってて、それを物わかりの良いふりしながら、爛れた関係をずるずる続けてるように見える。どちらも表向きは不誠実ぶってるけど、実は中身は2人ともとても一途で相手に執着してる。表向きの不誠実さと本心の誠実さが、上手に表現されているので、読んでて胸がギューンってくるんです。終盤で、攻めの千鶴が時生に吠えるシーン、告白なんだけどすごく切なくて、でもこれよこれ!っていう見せどころにギュンギュンきて、あーBLいいわー!と萌えてしまう。そして、最後まで面白く、飽きることなく読了。俺の…っていうフレーズが他の作品も含め出てくるんですが、互いに互いを独占したいと思う気持ちが、この言葉に乗せられていて、このセリフが出てくると(最高…)と悶えてしまう私。だって、この先に続く言葉って…もう自分のもの、自分だけのものってことでしょ?(によによ)他にはないのよ!私の辞書には!…と熱く語ってしまいましたが、よだか先生面白いです。オススメです。是非是非。
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