日に流れて橋に行く
」のレビュー

日に流れて橋に行く

日高ショーコ

呉服屋から百貨店へ

2025年7月12日
時は明治。西洋化が一気に進もうとしている中、伝統を重んじるあまり時代に取り残され傾きかかった呉服屋をなんとか立て直そうと奮闘する跡取り息子が主人公。テンポよく進むので読みやすく、時代背景がキチンと描かれているのでストーリーに厚みがあります。自分の意見を述べ仕事に誇りを持って働く女性(卯ノ原、坂巻、イネス)、主人公を脇から支える番頭(五百雀、牛島)。キャラクターが多様で魅力的。キラキラワクワクする作品です。
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