このレビューはネタバレを含みます▼
アニメから入り一気読みしました。こんな名作に出会えて本当に嬉しいです。まず、絵が美しい！！！写実的かつ芸術的な絵柄が、怪奇現象の薄気味悪さ、後半の戦闘描写の迫力、登場人物の心情などをダイレクトに伝えてくれます。ホラーサスペンスとして緊迫する内容ですが、ふとした瞬間に笑えたりほっこりするシーンが挟まれているので非常に読みやすいです。
そして何と言ってもこの作品の主軸は主人公の少年二人が互いに向ける執着と愛ですよね。いや、分かっているのです。よしきが今の「ヒカル」に向けている想いは恋愛感情とは違うと思いますし、ヒカルの方も恋や友情といった人間が持つ感情は基本的に分からないので(それでもよしきには執着してますし大好きですが)果たしてラブストーリーと呼んで良いものか迷うのですが、それでもこの二人の間にあるものは紛れもない信頼であり、絆であり、覚悟であり、愛だと思います。あえて既存の形に当て嵌めて呼ぶとしたらソウルメイトかブロマンスが最も近いでしょうか？
終盤になると謎解きからの霊能バトルのような闘いが繰り広げられ、頼むから誰一人欠けずに生き残って幸せになってくれ…と切に願っております。ヒカルとよしきが二人で東京に行けますように…。ハッピーエンドを信じてます…(涙)
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