このレビューはネタバレを含みます▼
第1次世界大戦ぐらいの世界線でイギリスを舞台にしています。死に戻りのファンタジー要素はありますが、それ以外はヒストリカルロマンスです。絵が綺麗でヒロイン・マデリンとヒーロー・イアンが美男美女なのも気に入っています。イアンは戦争で顔に痕が残ってしまっても、相変わらずイケメンという意見に同意です。
マデリンは、死に戻り前のイアンとの結婚生活がひど過ぎたせいか、死に戻り後からイアン出征の前までの彼女の態度が頑な過ぎに感じることもありましたが、それが焦れ焦れ感を出しているとも言えなくもありません。マデリンは、待つばかりの受け身の貴族令嬢ではなく、看護婦として自立し、イアンを支え、彼の傷ついた心を癒していきます。そんな彼女の姿に共感を覚える方も多いのではないでしょうか。2人は少しずつ近づきつつも、微妙に距離を縮められず、2025年7月半ばの第2部完結段階では離れ離れになってしまっています。表紙絵とこれまでの流れからマデリンとイアンの元サヤになるのではと期待してますので、なんとか2人が再会して結ばれて欲しいです。