回帰前の男性主人公イアンは陰鬱で恐ろしいイメージだけど、回帰後のイアンは家柄も商才もあり、なんの不自由もなく若さと自信に満ち溢れたハイスペックノッティンガム伯爵。それが戦争によって心身共に傷付いてしまうけどマデリンの献身によって少しずつ心を溶かしていく。
物語の展開は行きつ戻りつで焦ったいけど、イアンがマデリンとのささやかな進展にいちいち心をときめかせているのがいじらしくて、二人が紆余曲折を経て結ばれた時の高揚感を思うと楽しみでならない。
話自体は史実に忠実で結構真面目、心理描写重視で「いきなりそうなるの!?」みたいな体の繋がりにならないのも私的には良い。
その代わりイアンの肉体美がサービスショット的に拝めるので眼福。
イアンは戦後顔に傷が出来てもとてもイケメンなのでご安心を。
マデリンは過去に囚われすぎて頑固すぎてもどかしいけど、まあまあ自分の思うように生きている気がする。
読み始めた方は頑張って最新話まで辿り着いて欲しい。