ネタバレ・感想あり運命は時の彼方に【タテヨミ】のレビュー

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辛くても読み進めて欲しい良作品
2025年8月10日
回帰前の男性主人公イアンは陰鬱で恐ろしいイメージだけど、回帰後のイアンは家柄も商才もあり、なんの不自由もなく若さと自信に満ち溢れたハイスペックノッティンガム伯爵。それが戦争によって心身共に傷付いてしまうけどマデリンの献身によって少しずつ心を溶かしていく。
物語の展開は行きつ戻りつで焦ったいけど、イアンがマデリンとのささやかな進展にいちいち心をときめかせているのがいじらしくて、二人が紆余曲折を経て結ばれた時の高揚感を思うと楽しみでならない。

話自体は史実に忠実で結構真面目、心理描写重視で「いきなりそうなるの!?」みたいな体の繋がりにならないのも私的には良い。
その代わりイアンの肉体美がサービスショット的に拝めるので眼福。
イアンは戦後顔に傷が出来てもとてもイケメンなのでご安心を。
マデリンは過去に囚われすぎて頑固すぎてもどかしいけど、まあまあ自分の思うように生きている気がする。

読み始めた方は頑張って最新話まで辿り着いて欲しい。
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美麗な絵の焦れ焦れヒストリカルロマンス
ネタバレ
2025年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 第1次世界大戦ぐらいの世界線でイギリスを舞台にしています。死に戻りのファンタジー要素はありますが、それ以外はヒストリカルロマンスです。ヒロイン・マデリンは、死に戻り前のイアンとの結婚生活がひど過ぎたせいか、死に戻り後、イアン出征の前まで彼女の態度が頑な過ぎに感じることもありましたが、それが焦れ焦れ感を出しているとも言えなくもありません。マデリンは、待つばかりの受け身の貴族令嬢ではなく、看護婦として自立していきます。そんな彼女の姿に共感を覚える方も多いのではないでしょうか。私はまだ34話までしか読んでいませんが、表紙絵とこれまでの流れからマデリンとイアンの元サヤになるのではと推測しています。なんとかマデリンとイアンの関係が進まないかなと期待しています。
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作家名: RIDI / boem1800
出版社: RIDI