春駒 ~吉原花魁残酷日記~
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春駒 ~吉原花魁残酷日記~

望月帝

花魁の真実

ネタバレ
2025年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻はいつ発行されるのかずっと待っていました。2巻から5年かかりましたが、待っていたかいがありました。凄く面白かったです(実話に面白いという表現はおかしいですが)。吉原といっても歴史は340年、大河ドラマのべらぼうは江戸中期、映画等で有名な吉原炎上は明治末期、この春駒は大正末期、なので花魁といってもただの女郎であり、一晩に10人以上相手するなどかなり環境は違います。しかし江戸時代でも吉原の女性が投込寺に捨てられる年齢は平均22歳、この春駒さんはその後自由廃業を手引きした外務省翻訳官補の西野哲太郎と結婚、西野さんは戦後は東洋大学の講師を務めていたそうですが、光子さんのその後の消息は不明との事なので、長生きしてくださってらしたら嬉しいのですが…。ちなみに柳原白蓮さんは朝の連続小説の花子とアンにも登場し、仲間由紀恵さんが演じています。
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