ネタバレ・感想あり春駒 ~吉原花魁残酷日記~のレビュー

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表には出ない日本の歴史
2023年4月26日
富国強兵や経済発展に大きく影響を与えた遊郭の経済。しかし、汚点のように扱われ隠されてしまった事実。沢山の若い女性達が、身を削り、苦しみに耐えていたことを忘れてはいけない。今だからこそ、知っておくべき歴史だと私は思います。
考えさせられる人生
2022年6月30日
😅いろんな人生がありますが、家族のため売られて、借金を返す。男性も様々で、体で応対するのも、かなりの覚悟だったのではないでしょうか。そう言う世界ですから病気に掛かって、命を亡くす方も多いと聞きました。本当に命懸けですね。この事実を忘れてはいけないと実感しました。
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日記は大切だね
2021年9月6日
日記で実話ってとこがリアル。
げんだいとはちがって昔あったことが日記を通してリアルに伝えられているのにちょっと感動
人間の卑劣さと強さ
2020年11月17日
女とて最大級に辛い経験をしながら、強く生きた花魁のリアルな実体験を読める貴重な漫画。人間の持つ卑劣さと、弱い立場の遊女達の強さや優しさが複雑な気分になる。同じ女性として辛い気持ちになるが、同時にこういう女性もいたんだから、どんな時でも乗り越えていけるという勇気ももらえる作品。
現実の花魁の過酷さ
2020年2月16日
原作が、大正期の元花魁の自伝(というか日記を元にした文章)なので、過剰とも言える漫画表現がかえってそうでもしないと伝わらない逼迫した悲惨さを伝えてくる。

主人公の春駒は、当時の女性としてはかなり高い教養を持っていたが、女衒の口は本人や家族を簡単に騙してしまう。吉原に花魁として売られるのがどういうことであるか、地方の男なら知っていたかもしれない。しかし売られる娘は知らない。これがどういうことか、想像するだに恐ろしい。

漫画はあまり今風の絵ではないが、起伏に富んだ内容で難しい廓用語も出て来ず、初心者にも易しい構成だ。

ただ、『青楼オペラ』や『花宵道中』しか知らない読み手にはあまり向かないかもしれない。現段階で、花魁たちには恋をする余地がない。

個人的に何とかしてほしかったのは、清川さんのサイドだけ垂らした前髪。原作がノンフィクションだというのに、有り得なさすぎる描写はちょっと残念がすぎる。
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