ひっぺがして、こころうらはら 【電子限定特典付き】
幾田むぎ
このレビューはネタバレを含みます▼
大学生の猪田要は､人付き合いも目つきも悪くて｢なんかコワイ人｣というイメージが浸透しています｡実態は家から独立した苦学生で､バイトと勉強に忙しくてお金もないからなのですが､そんな話をする機会も相手もおらず､もっぱらバイト先のゲイバーのママに色々聞いてもらっているのでした｡そんな猪田と真逆なのが萩田優作で､明るい人気者のイケメンは､頼めば男女問わずに相手をしてくれるという噂もあります｡その萩田に｢猪田くんの他人に流されないところがかっこいい｣と言われて､猪田は思わず萩田が困っていた課題の自分の分を貸すのでした｡その後､バ先でみんなに煽られた猪田は､お酒が入っていたこともあり､ばったり出会った萩田に｢オレとセ◯クスしてくれ｣と言ってしまいます｡咄嗟に｢猪田くんだけは無理｣と返した萩田は､実は空気に弱く周囲に流されやすくて､自分を貫く猪田にとっても憧れていたのでした｡身体から繋がる両片想いのやりとりが描かれるエロコメは､猪田が高校時代から働くゲイバーママのお母さんみが良きでした｡研究室のカナメくんも可愛かったです｡
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