思いを閉じ込めた古い額縁を外す時

ネタバレ

2025年7月30日

このレビューはネタバレを含みます▼ 菱田が一人で切り盛りする額装店に､額縁を修理して欲しいとテンション高めの青年が来店します｡死んだ知り合いの額を直して家族に返したいと訴える近という青年に頼み込まれて､菱田は渋々修理を引き受けます｡そして額縁の中から近に宛てた手紙を見つけるのでした｡一緒に店を始めようとしていた友人に裏切られ､なるべく人と関わらないようにしている菱田の生活に､恋人を亡くした近が入り込んできます｡ことあるごとに額を遺した友人に似ていると言われて､菱田は複雑な心境になるのでした｡きれいな線で丁寧に紡がれる落ち着いた物語ですが､キャラが理屈で動かされている感がありました｡『待ってなんかいない』8年ぶりに地元に戻ってきた高校時代の同級生とのお話｡

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pug さん

(女性/－) 総レビュー数：201件

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