私が捨てた男の奴隷になった【タテヨミ】
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私が捨てた男の奴隷になった【タテヨミ】

N.BOB/BIN/Ki Yuhwa

31話まで読みました

ネタバレ
2025年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最低攻めが大後悔攻めになるBLが大好きで、この作品もそうだと聞いて読み始めましたが、主人公があまりにも辛い目に遭ってて、大後悔攻め爆誕の未来が待ってると言われても私の心は21話で折れました。

21話は冗談抜きで1ヶ月引きずったので、この後すぐ攻めの大後悔が見れないと耐えられない方は今は読まずに待機をおすすめします。

31話感想
2部になっても最低攻め2人は相変わらず。2人とも執着だけは立派なので、嫉妬心からノックスをいたぶりまくってます。前話で、ようやく空を美しいと思えたノックスの壮絶で美しい笑顔が頭から離れない…。

メインキャラは主人公のノックス、公爵のハリド、皇帝の3人で、ハリドも皇帝も過去の出来事からノックスを憎んでいますが、どちらもただの誤解です。

ハリドは小児性愛者のノックス父から執拗に狙われ性被害未遂も起きたため、屋敷から逃すため泣く泣く濡れ衣を着せて追い出しましたが、鞭打ち刑に関しては他の人物が関与したことでノックスは指示していないことが後で判明します。

皇帝は、まだ立場が弱く馬鹿にされていた少年時代にノックスが芝居を打ってまで当時の皇帝に手を差し伸べたのに、それに隠された意図に気づけず、ノックスの芝居をそのまま受け取り屈辱を受けたと思っています。このときの真相も後で判明します。

31話時点で性描写はハリド×ノックス、ハリド+皇帝×ノックス、皇帝×ノックスで、皇帝も最後までします。作画が抜群に良いので、3人の肉体美には惚れ惚れします。性描写はかなり多めで、様々なシチュ、言葉責め、指や口、道具を使った執拗で濃厚な攻めが大ボリュームで描かれていますが、愛はないので複雑です。

数年に及ぶノックスの手柄を全部横取りして裏切り者に仕立てたのは皇帝の側近ですが、皇帝とハリドはノックスへの偏見がすごいので気づく気配は微塵もなし。

ハリドがノックスを愛しているとわかる描写は毎話随所に出てくるし、皇帝もノックスへの執着心を次第に見せるようになりますが、2人ともノックスを所有物として扱える優越感から、よりノックスに地獄を味わわせるので、ノックスはどんどん壊れていきます。

壊れていくほど、時折みせる、ノックスの騎士としての、人としての、誰よりも気高い美しさが引き立っていて、悲しいのに目が離せないんです。

早くノックスに安らぎが訪れますように…。
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