偏食家のためのレストラン【電子書籍限定版】
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偏食家のためのレストラン【電子書籍限定版】

海野幸/蓮川愛

注文の多い王子様とそれを全部叶えたい攻め

ネタバレ
2025年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。
受けは幼少期に肥満児だったことがトラウマで「正しい食事」以外を食べることを恐れている。好き嫌いや食べたいかどうかより、栄養が過不足ないかが重要。千切りキャベツを「ドレッシングをかけることでどうにか食べ物としての体を保っているだけのただの草」だと思っているけれど体のために食べる。

攻めは受けの高校時代の同級生で今は料理人。受けと再会したことをきっかけに、受けが本当に食べたいものだけを作る偏食家レストランを開催してくれる。今食べたいのは温かいものか冷たいものか、味の濃さは?と抽象的なところから事細かに聞き出して受けが食べたい気分の料理を特定してくれる。

受けが救われる話かと思いきや、実は攻めも受けとの再会で救われていたという展開が非常に良かった。2人の高校時代のエピソードも可愛くて良い。
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