このレビューはネタバレを含みます▼
アンニュイでダウナー系の攻めが、恋愛に疎い受けを落とす話
この色気マシマシの攻めが最強ですね!
低体温そうな顔つきと、あまり変わらない表情、抑制の効いた(多分)ゆっくりとした喋り。
優しい言葉とは裏腹に腹の中は受けを溺愛したくて燃えたぎってる…
なにげなくポンと投げられる「好きだから」が、本当は受け入れられたくて焦げついてるのが読者に伝わってきます。
受けは強めに自分を律していて、攻めの前でだけは自分をさらけ出せるのはもう愛情でしょ。
当て馬はほんのちょっぴり、受けを傷つける家族の描写もなく、体液が飛び交う激しいシーンもありません。
同性同士の恋愛に無知で無垢な受けが、めちゃくちゃ愛してくれる攻めに少しづつ籠絡されていくのが好きな方はぜひぜひ。