白い結婚を求め、離縁を求められる妻ですが、既に家にはおりません。
」のレビュー

白い結婚を求め、離縁を求められる妻ですが、既に家にはおりません。

川崎悠/中條由良

確かにざまあは、されるけど…。

ネタバレ
2025年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後感想…うーん…なんだろう。
他の方のレビューに、続きがあると書かれているので、それはわかる。最後は、伏線ありありですから。
ただ…うん、文章がくどくどしい。これだ!
一回説明したことを別の相手に言うからと、もう一度長々と話したり、偽ヒロインとバカップルのくだりが続いたり…。かといって、なにがしたいかわからず、後々、文章でバカップル(聖女)は、自分を優位に見せてヒロインを貶めたかった、と何度も出てくる。そこを何度も書くなら、偽ヒロインに対峙した時のやり取りをもっと明確に書けば、読者にきちんと印象づけられたのではないかと思う。(ほかにも多々こんなことが)
そして「ざまあ」は、ヒロインが手を下すのではなく、直接は公爵夫人がやってしまった。
このへんも主人公の活躍を望んでいた人には「…え?
主人公、報復してないよね?」と肩透かしな気分になります。
そして、復讐などしない平和に生きられれば…と言っときながら、最後は、「やっぱり、見返して、私に関わるとただじゃおかないとみせつけてやる!」という次巻へつなぐ形になっている。
え…?そんなヒロイン像だったっけ?
心境の変化がなにやらモヤモヤしているのよ。
そして、突然の愛の告白もあり、ヒロイン、あっさり受け入れる…。次巻があるなら、もう少し、焦らしてもいいんじゃない?
そこも拍子抜けでした。
もう少し文章を整理すれば、1巻でおさまったのでは…と思ってしまいます。(同じような内容のところは、飛ばして読みました)
2巻はWEB版、とどなたかのレビューにありましたが、そこまで追って読むまでではないかな…と個人的には思います。

内容→「英雄」(元夫)「聖女」のバカップルの人生に巻き込まれないように、ヒロインが先回りして回避し、第二の人生を歩んでいく話。(しかし、結局、流れ玉に当たる…みたいなw)

偽ヒロインのしたたかさと演技力に惹かれました。
こっちが、ヒロインでも、いいのに。
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