君と宇宙を歩くために
」のレビュー

君と宇宙を歩くために

泥ノ田犬彦

心はまっすぐ

ネタバレ
2025年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれ何が苦手か得意か、何を思うか、わからないまま共存していかないといけない。ましてや複雑なイキモノなのに人間は大変だ。
特に学校は世界が小さい。そんな場所でうまくやる方が実は難しくて当然だよな、と改めて思いました。
メイン2人は見た目もキャラも全く違う。
自閉症?ADHD?の転校生宇野君の言動にシンパシーを感じたのはヤンキー高校生小林君。1人どこかの空間にいるような孤独、疎外感を知ってるから。
端からは見えない努力や悔しさを、たった一人でも見つけてくれたら、タイトルのように共に歩いていけるのだと思う。
そんな優しく、切なくも救いのあるお話です。
絵も個性的ですが魅力的。表情、言動の機微が素晴らしいのはさすがアフタヌーン発作者さん。
続きを楽しみにしてます。
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