真夜中の俺を見て【単行本版】
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真夜中の俺を見て【単行本版】

Luria

リアルな気がする

ネタバレ
2025年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ すとんとヘラる真夜、急成長した企業にありがちなガバナンスぼろぼろの事務所(居酒屋でVの悪口とか終わってるやろ)とか生々しい感じがしました。
3Dライブのあたり、新進気鋭のシステムに対して、実際働く人たちの右往左往する姿(階段から器材ぶちまけは恐ろしすぎる)のなんというか、こなれてない感もえぐい。
日進月歩著しい業界なので、そのシステムやミッションの成長に対して、人の心や能力が置き去りになっている心許なさ、それでも進もうとする真夜と支えようとする牧野の普遍的な思いが、整合撮れてなくて散らかっててざわざわします。
VTuber文化になんとなく抱いてしまう漠然とした不安や焦燥、それと期待がないまぜになってる感じに現実感があり、今日もどこかで真夜みたいな企業Vがヘラってるように感じます。
リアリティがあって、すごい。
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