鬼は紅くとけた雪を食む【単行本版特典ペーパー付き】
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鬼は紅くとけた雪を食む【単行本版特典ペーパー付き】

作者買いです

ネタバレ
2025年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪意が見える主人公に鬼神様、二足歩行で喋る狸など面白そうな設定ですが割とサラッと読めました。主人公の力も、鬼神様の結界の中では悪意を持つ者がいない為ほぼ無効化だったし。もう少し何か起こるかイチャイチャ度高めてほしいという欲もありますが、作者様好きなので甘めの星5を付けさせてもらいました。
雪緒は見た目で化け物と村人たちに罵られ大切な祖母まで見殺しにされ、村の保身のために鬼神様の贄にまでされます。当然、村を憎み全部を滅ぼしたいと強く思うのですが、鬼神様である呉葉といるようになってからは別の想いも育まれるのが良かったです。憎しみだけが体を巡っていた雪緒の中に、大切な人を悲しませたくないという優しい力が蘇って最後はハピエンなのですが、その後村はどうなったんですかね?と少し気になりました。まぁ、雪緒はもう村のことなんてミリも考えないくらい幸せな時間をこれから過ごすんでしょう!
鬼神様は雪緒を餌と言ってますが、きっと小さい頃から唾付けてたんだと思うんだよね、伴侶(嫁)として。でも最後にどう選ぶのかは雪緒に任せようともしてたんだと思う。結界の中の胡桃(狸)や猿達を見てたら、呉葉様が優しいのは一目瞭然だし。
作者様の描くエッチも好きなので、伴侶になってからの甘々エッチをもう少し見たかったです!笑
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