【セット版】籠の鳥の公女は亡国の王子に愛を乞われる【イラスト付】
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【セット版】籠の鳥の公女は亡国の王子に愛を乞われる【イラスト付】

泉野ジュール/Ciel

2巻とも満足満点です

ネタバレ
2025年9月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ わたし的に続巻ありのストーリーと相性が悪いのですが、このお話は1巻と2巻では舞台が移っている上に
2人の立場がガラッと変わっているので、飽きることなく集中して読み続けられました。
エロはそれなりにあるので途中早送りで読んだけど笑。
性悪女も一瞬しか出てこないし登場人物が少ないぶん、
主人公2人の行動と心理描写に焦点が当てられているので、ラブ的にも違和感なく大満足です。
舞台や立場が変わってもヒーローの重いくらいのヒロイン至上主義な思考が大変好ましかったです。笑
ヒロインに行動的で一途でブレない男、
わたし的にはガブリエルはヒーローの鑑です!
ヒロインは舞台が移ってからは、かなり悩み葛藤しますが、立場や背景を思えば当然な迷いかと思うのでイラっとはしません。結ばれるはずのない未来を思うとハラハラして切なくなりました。
ヒロインは父王によって永く軟禁状態にされていたので世間知らずなところはあっても、
誰にでも分け隔てなく接する心根が優しい少女でした。それが、ブレないヒーローに愛され、
彼を信じ切ることで、葛藤しながらも前を向いて使命を果たそうとする強い女性へと成長するのを見ることができました。
話すことができない侍女との絆もよかった。
もう少しだけ2人のその後、2人の子どもたちの誕生も見たくなるほど好きなストーリーです。
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