春までの距離
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春までの距離

ハルモト紺

泣き顔にやられました

2025年9月14日
高校生らしい、未熟で一生懸命な恋がとてもよかったです。春の泣き顔が繰り返しでてきますが、それが別れの場面であんな風に生かされるとは!寂しさをお互い押し殺しながら話すあの場面が一番お気に入りです。

「恋をするならひれ伏して」で、ささやかな仕草や表情が丁寧に効果的に描かれて唸らされた作家さんですが、お話はもうこの頃から魅力的だったのですね。読んで良かったです!
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