手札が多めのビクトリア
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手札が多めのビクトリア

牛野こも/守雨/藤実なんな

頭で理解する前に泣いていた

ネタバレ
2025年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ シーモアさんのバナー広告で1巻を試し読み、あれよあれよと買い足し、いつのまにか朝日が昇っていました。

胸にスッと入ってくる温かさ。
この3人は絶対に幸せになる、その確信をゆっくりと埋めてくれるテンポ感。
どこかの世界にいる、他人だった3人が家族になっていく過程を、そっと見守れる幸せ。

キャラ、ストーリー設定、世界観と絵柄、テンポ、フォントや表紙デザインなど全てが、この世界への没入をいざなってくれました。

荷馬車の上でロンナが「間違えて呼んじゃうから」と言うシーンは、本当に不意打ちで脊髄反射で目から雫が溢れていました。自分でも気が付かないうちに。
普段、感動するシーンは胸に響いて鼻が熱くなってから涙が出るタイプの人間なんですが、このシーンはあのページを見た瞬間涙が伝っていました。
初めての経験です。

こちらのコミカライズを読み、世界観が好きで原作小説も読んでもっと没入でき、とっても大好きな作品となりました。

出会えて良かったです。
アニメ化も楽しみにしております。
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