群青色の夜を蹴って
」のレビュー

群青色の夜を蹴って

幸田みう

儚い青春の余韻がとても良い

ネタバレ
2025年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品は心理描写が丁寧で、絵もストーリーもどこか切なさや儚さが漂っていて、すごく雰囲気があって好き。
今回もとても良かった。
ユキが堕ちていく過程は、結構どこでもこういう事が起きているんだろうと思える自然なリアルさ。気になったのは、小宮さんが自宅まで来てユキの母親や元太も巻き込まれるのは少しムリがあったのと、元太がユキを意識する経緯の描写やエピがもう少しあったら良かったかな。
とにかく全体的にとても余韻のある作品で、読後感がとても良い。
2人のその後をぜひ続編で見たいです。
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