君のいちばんにしてよ【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】
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君のいちばんにしてよ【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

櫻井タイキ

最低な受からの大逆襲恋愛

ネタバレ
2025年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料範囲内の立ち読みでも分かるように、受けの慶一はびつちで最低です。
高校からの同級生、里歌と実。それに加わる形で慶一と3人の友情が10年来以上続いている。
(実がいいこ、本当にいいこ)
誰とでも遊び関係を持つ慶一。そんな慶一に10年来の片思いをし続ける里歌。
受けが攻めを大好きで愛されて幸せー、なBLではないです。
どんなに手に入れなくても、救っては消える砂の様な関係。
ずっと言いたい「好き」が言えない、それを言わない里歌。なぜなら、伝えてもその「意味」を慶一は分かってくれないから。
慶一自身が好きを理解してない、と、ここまでは他のレビューにもあるので、それを覚悟で購入しました。
それ以上に、里歌の攻め目線での恋愛が素敵過ぎて、見守る感情に心がついていかない位に切ない感情に揺さぶられました。
こんな気持ち、どれだけ伝えたくても壊れる関係なら伝えないと心に蓋をしてしまった里歌。蓋は重くてもう里歌だけじゃ開けられない位に。
その蓋を軽くしてくれてたのは、実の恋人(芦原)だったんじゃないかなー?
里歌が気持ちを伝えてからは、涙が止まらず、気持ちに意味のない態度をとっていた慶一の心の中を覗けば、感情移入が上手く出来ないちょっと人の心に鈍感な子だけだったのかなー?
と⋯
わたしの中では大団円で涙が止まらずに大満足でした。
立ち読みの初ページ、里歌の表情があまりにも綺麗で、えロくて、もう最高でした。

でも、レビュー数が少ないのも★が低いのも分かる気がします。
ほとんど人には受け入れられない作品なのかもしれないですね。
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