悪夢から目覚めた傲慢令嬢はやり直しを模索中(コミック)
上原誠/もり
このレビューはネタバレを含みます▼
ヒロインのファラーラと宿敵のサラはどちらも性格が悪く、どちらも妬み嫉み嫌がらせのオンパレード。
読んでる側は応援することも気持ちに寄り添うこともできず、どのように決着をつけるのだろうと9巻まで読みましたが話の脱線が多く落としどころが見当たりません。悪夢の方の世界とリンクするも、粧品、うちわなどのアイテムをパクって作らせるのは他人まかせ。何かを努力してるシーンはなく、家族やメイドには盲目的に愛されちやほやされ、女同士の嫌みと嫌がらせばかりを見せられてなんかもやもや。性格悪いヒロインに寄り添えず気持ちが宙ぶらりんのままさまよっている感じです。推しうちわのネタどれだけこするんだろう。(ずっとやってる)。化粧水の話はどこ行ったんだろう。肌荒れからだいぶたってるけど?父親が倒れてしまうの本気で回避したいと持っているんだろうか。どれも解決する前に空飛ぶほうきで大喜びとかされてもどこへ持っていきたいのか意味不明です。支離滅裂とでも言うのでしょうか。悪夢の方のシーンは不倫だ、妊娠だ、慰謝料だ、弁護士だ、弁護士も不倫持ちかけ来る、学生時代のいじめ…などなど盛りだくさんでお腹いっぱいです。
スカッとするシーンが来たかと思えばこっちの方も悪くて…みたいな感じのばっかりで、どちらの世界の女子2人、どっちもどっちなので応援する気持ちも共感する場面もなく、メンタルだけ消耗しました。この子はなんでやり直しがあるのか…考えるのやめました。
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