じゃあ、あんたが作ってみろよ
」のレビュー

じゃあ、あんたが作ってみろよ

谷口菜津子

料理から始まる深いマンガでした

ネタバレ
2025年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルにそそられて読み始めました。
最初は、『なにこの男、、、めっちゃ嫌い!!』と思いました。白崎さんと南川さんの海老カツ話に混ざりたいと思ったくらい!
でも読み進めるうちに、この海老カツさん、、、言えば分かる方なんだなと!
言わさないだけの自分自身のスペックと九州男児で社長子息という環境が、気づかないうちに海老カツさんを作っていたのだなと。逆に不憫。
海老カツさんは、彼女との別れをきっかけに自分自信を省みることができたので、だんだん海老カツさんを好きにさえなります。
そして読みながら、自分はどうなのか、自分の普通や常識を相手に無意識に求めてないか、と考えるきっかけになりました。

料理にいちゃもんつけてた自分本位な海老カツさんから始まり、色々なことに気づけるようになって自分を持ちながらも付随する色々なことを総合的かつ俯瞰で見れる海老カツさんになっていく、そんな深いマンガでした。

なんていうか、令和っぽいな、って。
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