ホラーとの付き合い方を考える





2025年10月3日
178ページ。
実話をアレンジしたものや完全創作など、怪談話集。
著者自身が少し心霊話と距離を置き気味なスタンスに変化したせいで、各話の著者コメントがいささか冷たい。
巻末の対談を見て、私自身の「怪談」に対する姿勢を見直すなどしました。私、心霊現象はめちゃ興味あるけど、怪談は別に好きじゃないんだな。
一応、著者は「心霊と距離を置く」ことにしたようですが、なんだかんだ言ってこの作者さん、心霊世界と距離が近い場所に居る気がするんですよね。そういう人の描く話って、やっぱりなんかこうゾワっとくる部分がこっちに迫るものがあるといいましょうか。
私みたいなゼロ感だと、「きっと気のせいだよね……」って思えるような現象にすら遭遇しません。ゼロ感だからこそ異界には興味があり、この作者さんのホラー感も好きだったりします。
純粋なホラー作品集としてではなく、ホラーとの付き合い方を考えさせられる作品集でした。
実話をアレンジしたものや完全創作など、怪談話集。
著者自身が少し心霊話と距離を置き気味なスタンスに変化したせいで、各話の著者コメントがいささか冷たい。
巻末の対談を見て、私自身の「怪談」に対する姿勢を見直すなどしました。私、心霊現象はめちゃ興味あるけど、怪談は別に好きじゃないんだな。
一応、著者は「心霊と距離を置く」ことにしたようですが、なんだかんだ言ってこの作者さん、心霊世界と距離が近い場所に居る気がするんですよね。そういう人の描く話って、やっぱりなんかこうゾワっとくる部分がこっちに迫るものがあるといいましょうか。
私みたいなゼロ感だと、「きっと気のせいだよね……」って思えるような現象にすら遭遇しません。ゼロ感だからこそ異界には興味があり、この作者さんのホラー感も好きだったりします。
純粋なホラー作品集としてではなく、ホラーとの付き合い方を考えさせられる作品集でした。

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雪菜 さん
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