私が捨てた男の奴隷になった【タテヨミ】
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私が捨てた男の奴隷になった【タテヨミ】

N.BOB/Ki Yuhwa

30話で一部完、胸糞悪くて癖になる

ネタバレ
2025年10月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元平民侯爵攻め×奴隷落ちした貴族受け。
攻めのマインドが「幼かった自分を鞭打ち100回して放逐した元主人に復讐したい。不幸にしたい」なので、皇帝に受けを差し出すし、木馬プレイで助けを求めても助けてくれず、しんどい事を強要しつづける奴って印象なので、だいぶ攻めの事が嫌いです、いま。
かわいそうな受け、すれちがい、あたりのアンテナが刺さって読み始めたんですが、私が読みたいのは、かわいそうな受けが報われる話なんだなっていう気付きを得てしまった。第一部(30話、現在の最新話)は、報われる気配がかけらもなく、しんどいだけで終わってしまった…。受けが高潔であろうとするからこそ、周りの恨みつらみが誤解と知っているからこそ、すべてがやるせない。ただ、第一部のラスト1話(30話)がですね、受けが他国騎士と決闘をして鮮やかに首を刎ね、血に塗れたまま雨空を仰いで(死んだら終われる。羨ましい)と微笑むシーンで終わっているのは、ちょっとドキドキしました。奴隷になって初めて笑ったんじゃないか君…、うぐう、しんどい…。いや、いうて、それほど酷いことはされていないかも。最大でも3P。侯爵と皇帝しか手を出していません。レビュー欄のみなさんがトラウマ級の鬱屈をかかえていたので、てっきりモブ攻めとか、人以外とか、えげつない責めが待っているのかとハラハラしてたんですが、木馬プレイ以外は特殊性癖にかかわる事はなにもありませんでした。小スカも無かったのは正直意外。真っ当だ…。受けの尻穴がタフネスすぎて、どれだけ長時間攻められても締まりの良さを強調されていたので、そこだけは安心できました。ありがとうマジカルな尻穴。話題の21話は、光のない地下牢に1週間幽閉された受けが幻覚を見はじめて、貴族としての軸が折れて、奴隷として媚びることも厭わなくなる精神的屈服シーンです。
毎話追いかける気力はないものの、完結したら、2部から読むでしょう。一部はしんどかった。最終話以外は読み返さないと思います。
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