十字架のろくにん
」のレビュー

十字架のろくにん

中武士竜

6巻まで読了

ネタバレ
2025年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 創作として暴力、有名な拷問器具、血生臭い世界観を嗜みたい方は好きかと思います。

一巻で今後どうなるか気になり続きを読みましたがいじめのリーダー以外はただ粗野なだけで、成長してからは一様に犯罪や暴力、性加害を行うだけでキャラクター個々の猟奇性の差別化が薄く、一人ずつにスポットライトを当てる理由がないのではと感じました。
特に四人目はリーダー(男性)に性的感情を抱いていたはずなのに顔が似てる女性に乱暴を働き、興奮で女性をリーダーと思い込んでの暴走かと思いきやちゃんと別人と認識した上での暴行のようだったので狂気的に見えた好意自体希薄に思えました。
途中途中挟まる学校生活と謎の恋愛模様で余計に作品の趣旨が分かりづらく入り込めなかった。
6巻巻末に最終対決とありましたがここから最新刊まで何するんだろうと冷静になって個人的にはハマれなかったです。

学校等の日常、復讐という非現実の居心地の悪い同居感がこちらの作品の味なのかもしれないです。
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