不可抗力のI LOVE YOU
」のレビュー

不可抗力のI LOVE YOU

ほしの瑞希

うん 初めてってそうだよね

ネタバレ
2025年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 7巻好きですよ 付き合って の その先 ない方が不自然
このままモダモダいくのかと思いきや 越えた!!! ちょっと星凪!? って展開だけど(笑)
これはそうなるよね 綿谷先輩はよく我慢したよ
大人の自分としては TL的な部分ももっと見たいところですが
(綿谷先輩視点 星凪視点どちらもイイ! な)
ここで表現の割愛は致し方ない 想像力の翼を拡げて補います(笑)

より深く繋がることで 肌を 欲望を晒すことで 綿谷先輩が
必死で閉じ込めていた内なる扉が開いて 更に深く広がっていた闇と対峙する回
満たされるはずが孤独を募らせる終わり方でしたね

相手を大切にしたい だって好きな人に同じ温度で自分のことを想って 求めて もらえる事なんて
奇跡に近い事
この関係性を保っていたい 相手に幻滅されたくない 本当の自分を曝け出しても引かないか
なんて実は お互い思ってて 更に 相手の事 本当の意味でどこまで受け入れてあげられるか
なんてのも 自分でもわかってなかったりする

最初の恋なら特にそう 曝け出して曝け出されて 互いにぶち当たってみて そこで初めて
自分の中にどんな感情や想い、衝動が湧き上がってくるのか
自分の本質や相手の本質と対面し 相手を 自分自身を理解していく
その上でどのような関係性を築いていきたいのかを 模索していく
素敵だけど
正解がないから自分たちで決めるしかなくて 間違ってないかなって 常に
苦しくて不安でもある過程

それはエロの面でもそう 古今東西いつの時代も 湧き上がる衝動は 単なる性癖だけではなく
その人の成り立ちにも由来する デリケートで一番コアな部分
支配したい されたい して欲しい で どこまで? どこまでしたいの 出来るの 許せるの
自分でもわからないのに 相手を傷つけるかも 歪めてしまうかも 壊してしまうかも
大切にしたいのに 奇跡なのに
相手の理性を壊してしまいたい
そう想像しただけで興奮してしまう自分に気づいたり 自分の本質に
幻滅してしまう自分がいて

飄々とした立ち振舞の内に 綿谷先輩が必死に隠して抱え込んでいた闇の扉を
彼女なりに悩みつつも 軽々と 能天気に こじ開けてしまった星凪
より色濃くなった先輩の闇の部分と どう向き合っていくのかな
気になって仕方ない
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