君と宇宙を歩くために
」のレビュー

君と宇宙を歩くために

泥ノ田犬彦

いい意味で予想外

ネタバレ
2025年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 電子コミック大賞にエントリーされていたので軽い気持ちで試し読みしたのですが…気づけばそのまま最新刊まで購入してました。

私の娘も発達障害グレーゾーンなので、主人公の彼らが悩み傷つく姿がまるで将来の娘の姿のように思えて胸が詰まる場面も多いのですが、それでも自分を諦めずもがく姿になんだか勇気をもらえるような気持ちにもなりました。
時代設定が平成とのことで、主人公の彼らには明確な診断名がついていません。そこがかえって物語に深みを与えているように感じました。他の人が普通にできることが自分にはできなくて、その理由もわからないまま苦しい思いを抱えて必死に生きてきた人があの時代にはたくさんいたんだろうなぁ…。
私も娘と一緒に、娘のテザーを見つけていきたい。まだまだ手探りだけど、娘が宇宙を歩く助けとなるように。願わくば、友達と呼べる誰かと宇宙を歩いていけますように。
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