6と7【コミックス版】
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6と7【コミックス版】

凡乃ヌイス

読み終わっても心に絡みついてくる作品!

ネタバレ
2025年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラストのシーンの意味をずっと考えています。禄斗は願い通り人間に生まれ変われたけど、七海は残念ながら生まれ変われず。(そもそも生まれ変わるって、願ったからといってそう簡単にできるものではないけど、元が人間ではない禄斗はそれができてしまった…みたいな感じかな。)せっかく人間に生まれ変われたのに大好きな七海はおらず、淋しくてぽっかり空いた心に今度は禄斗が寄生されて、求めている七海の面影を持った少年が現れた。そして、今度は禄斗が七海のために食事を用意しなくてはならず、犯罪を繰り返す?もしくは自分自身を?そうなるとやっぱりハッピーエンドはなさそう。でも、生まれ変わる前も後も、七海と禄斗はお互いが人間であろうとなかろうと2人にとっては確かにそこに幸せはあって、出会えてよかったわけで。極上メリバ作品でした。ありがとうございました。
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