ほっこり、じんわり、温かい作品

ネタバレ

2025年10月14日

このレビューはネタバレを含みます▼ 銭湯（小梅湯）を経営していた亡き父の思いをくんで、試行錯誤しながらも前向きな仕事ぶりの娘のみや子さん。幼い頃に銭湯で父娘に優しくしてもらった事があり、銭湯とみや子さんを守りたいヤクザの蛇塚さん。みや子さん、蛇塚さんを筆頭にして、出てくる人物が味わい深いです。

蛇塚さんはヤクザにならざるを得なかった過酷な生い立ちで、小梅湯は蛇塚さんにとってひとすじの光であり、生きるよすがなのかもしれません。大切なものをそう簡単には手放してはいけない執念のようなものを感じました。

みや子さんは出会う人と関わり合いながら良い化学反応が起きて銭湯の経営に活かしていて、地域の人達のなくてはならない場所を担う人として借金などの問題を抱えつつも、がんばってほしいです。

読み始めたときは恋愛要素強めを期待していましたが、
みや子さんと蛇塚さんが接近するだけでドキドキワクワクします。じんわりと心が潤います。
温かみのある素敵なマンガをありがとうございます。

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アヲアラシさん

(女性/－) 総レビュー数：112件

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