このレビューはネタバレを含みます▼
ルビー〜を読んだら、こちらの作品が読みたくなって再読。朔先生の作品の中でこちらが1番好きな作品だったりします。なのにレビューに辿り着けてなかった…。かすみ楼シリーズ、どれも好きなんですけど、玻瑠灘&地架CPがトップかな。龍神の長男の玻瑠灘は人との半妖の子なので姿は人間に近しいんですが、中身はバリバリ龍。でも、お姿が…可愛いのよ。強気な目に細マッチョなんだけど、あどけなさと可愛さが残ってる。絶妙なバランスで。もう流石、朔先生。体躯完璧なうえに、もうあのSiri…基お尻がぁぁぁぁ!最っ高にいい!少し大きめでプリンッとしてて…合格です!(…って、何基準?笑)そしてそして、攻めの地架…めっちゃ好き!黒目が小さいのが男くさくて、ガタイもよくてカッコいい。要はまあ、2人とも私のどストライクだったのですよ。…って、やばい。姿の感想で終わってしまう(苦笑)
好きな人を救うために、自ら妖の世界へ飛び込み妖怪に食べられそうになっていたところを玻瑠灘に助けられ、下僕として玻瑠灘に仕えることになった地架。玻瑠灘もまた、母を亡くし悲しみに荒れ狂う父の龍神を助けたいと、必死に父を宥めようとする。けれど、2人の思いはなかなか相手に届かず、自分が傍にいるのに、相手は自分ではない人を想って嘆き苦しむ。こんなにも相手を想って、必死に救う手立てを探してるのに、その本人はまったく別の人を求めてるって辛いですよね。玻瑠灘と地架の共通点は孤独かな。強く生きないと自分が潰れてしまう環境の中で生きている。玻瑠灘は特に、半妖ゆえの人の体でありながら、龍神の跡を継ぐものとして、強く偉大でいないといけないと自分を奮い立たせる。そんな2人は、互いにその孤独を埋め合える特別な存在になり、龍神と人間という垣根を越えて、共に生きることを選ぶ。ファンタジーですが、朔先生なので、ほんとに綺麗に纏められていて、最後まで世界観にどっぷりハマって読み切れます。画も美しいので特に。そしてそして、なんといっても2人の絡みがほんといい。玻瑠灘がねぇ…可愛いのよぉ。神なのにねぇ。いろいろお初なのに、天然の煽りがこれまた…おほほほ。良すぎて、腐の血が騒ぎまするぞよ。そして最後はほっこり。2人の子供もチラリと見られて、可愛い♪ああ…やっぱり朔先生凄いな…と再認識したこの数日でした。私が言うまでもないですが、是非読んでくださいませ。