このレビューはネタバレを含みます▼
学生年下旦那様と元女中姉さん女房という身分差年の差夫婦。旦那様が士族だしそんなうまい話ないしなーと読まずにスルーしてて大反省、めちゃくちゃいいです。実際そんなうまくいくわけないだろうけどそこはファンタジーだし、なんだか後々ややこしくなりそうな伏線もあるので身分差問題はとりあえず置いといてた只々この新米若夫婦をニマニマしながら読んでおります。何がいいってとにかく旦那様であるユウゴ様がねえやであるふきちゃんを一途に愛しているとこ!そして、ねえや不在時(北海道)の闇時代がしっかりありいろいろ病んでいたのも桃木経由で見れて、よくあるウブDT設定で手が出せないとかじゃないのが好きー!あとふたりの関係が無駄に長い両片想い期も読者が中だるみするほど長々と描いてないのも好き(2巻で無事解決)。大正って明治の混沌とした時代からようやく明るい兆しが見えてきたかと思えば実はそんな事なくってこれから昭和が近づくと不穏な世界情勢になって行くから、今後この2人がそしてもしお子さんが生まれたら…と思うと心配ではあるけどどんな風に描くのかが楽しみです。軍人さんではないしお金持ちだからどうにか戦争の波に巻き込まれないでほしいなー。。