このレビューはネタバレを含みます▼
何かありそうな海辺の町と人ならざる生き物ナギ、周囲に馴染めず孤立するユキ。
すでに冒頭で大人になった二人の親密な関係性が窺えることから幼少期をそんなに掘り下げる必要あるの?と思った私、本当に愚かでした。
出会いのインパクトももちろんですが、人の形から様々な動物に変化していくナギに目を奪われ、そしてユキの父親に変化した時のあのぞわっとする感覚。
ナギという存在は不気味で恐ろしいはずなのに、なぜか愛くるしさを感じてしまう不思議な魅力があります。
言葉を通わせられないから何を考えているのか表情で読み取ることしかできない、それがまたいいですよね。大人になって会話も出来るようになっていることから、やはり喉に引っかかった釣り針の影響なのでしょうか?
町の伝承やナギの正体。そしてナギとユキとの関係性、結末など気になることはたくさんありますが2巻が来年3月に発売予定とのことなので楽しみに待ってます!!
犬になったナギが可愛すぎるので次巻もたくさん犬になってほしいですね!笑