飯炊き女にヤクザの愛は重すぎる
」のレビュー

飯炊き女にヤクザの愛は重すぎる

はりねずみ/ナガヤ箸

男主人公が頭悪すぎる

ネタバレ
2025年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 金持ちでデカい家に住んでてプレゼント貢ぎまくれば女は犯されても喜ぶだろみたいなのガチで無理すぎる、「俺がここまでした女は七緒が初めてや」←これ言っとけば喜ぶと思ってんのかな?こんな感じで読んでてずっと血圧上がる
自分がターゲット層ではないことは理解するがなんか全体的に女を舐めてる漫画だなって感じ 溺愛が表面的すぎていろんな作品の台詞だけ真似してるみたいな…そういえば絵柄ワンピースに似てる

まず男主人公がほんとに論理的思考力に欠けすぎてる 要するに頭悪いんだけど、“溺愛”を履き違えてる自己中で理不尽な言動にヘイトを超えて殺意湧く 徹頭徹尾ヤクザのせいでしかないのにそっちが譲歩してるみたいな態度を取るのも、女主人公に罪悪感抱かせて責任をすり替えるのも悪質なマニピュレーターでしかない
そんで一番はツッコミ役が不足すぎて、一生ヘイトが溜まる倫理観がおかしい漫画になってる どこに共感してどこにときめいたら良いの

最初からそういう「ズレてるサイコパスたちの話です」って銘打ってるならエンタメとして楽しめるけど、「溺愛少女漫画です」みたいな皮かぶってヤクザと流され型の女を主人公に据えるのはヘイトしか溜まらんし共感できない サイコパスものとしての覚悟が足りてないように思える、クズを「魅力的な人物」として描くには作家のバランス感覚がマジで大事だと思うけどこの漫画は全部が破綻してる

自分たちが来たら抗争に巻き込まれるって分かってるのにストーカーしにきたクソ男を「意外と優しい人」って少しでも女主人公に思わせるの無理 金あるならプロの飯炊き雇えよって思ったら料理長普通にいるし、そもそも男主人公は女主人公の作ったご飯食ってないし、前提から整合性が破綻しすぎてて意味が分からん…「人柄に惚れた」ような掘り下げも薄い、展開のための展開しかない
あと序盤の男数人分の飯を食費だけで作らせるとかどんな奴隷扱いなんだよ ヤクザにモラル期待する方がどうかしてるけど、そもそもこの漫画はそれが「悪い」というスタンスで描いてないような、女主人公の抵抗の深掘りが物足りないまま全てを許容させるのずっとモヤる
2巻以降やっと女主人公も抵抗らしい抵抗し出すけど、抵抗するのは読んでて助かるけど悉く発言がズレてるからフラストレーションが解消されない、なんで最初抵抗しなかったん?って疑問も残り続ける
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