悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た ~私の目的は生き延びることです~
近衛悠/大菊小菊/泉乃せん
このレビューはネタバレを含みます▼
最新刊が出るたびすぐに読むくらい好きな作品ですが、今回改めて1巻から通して読みました。巻を読み進めるにつれ、涙無しでは進めませんでした。囚われて自分が会えない間に、最愛の小さな弟を失った時の心の慟哭が胸に刺さりました。最期にすら立ち会えないのは辛い。悲しくて仕方ないのに、誰にも頼れない泣き方をするんですよ⁈しかも姉弟揃って。私も涙が止まりませんでした。
『好きの反対は無関心』を実感するたびに、愛を求めても愛されない、愛しても失ってしまう自分は空っぽだとつぶやくフェリティナがなんとも痛ましい。生まれてきたことを後悔し、さらに自身は死を望まれているのに、それでも弟妹に『生きて』と言う彼女をどうにか幸せにしたい。でも、あそこまで身も心もズタズタにされて、自身の生きる希望も見失っている彼女を回復させることはできるのでしょうか?もう、本当にただただフェリティナが心の傷を癒して、幸せになってくれたらと思います。もちろん彼女の弟妹も。それが彼女の望みなので。
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