ギヴン
」のレビュー

ギヴン

キヅナツキ

最高でした

ネタバレ
2025年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ わたしが一番好きな作品と言っても過言ではないギヴン。10thの発売を心待ちにしていました。キヅ先生の描くキャラクターはもちろんのこと、背景や動物も綺麗で可愛くて、言葉では表せないくらい素敵です。学生時代のギヴンを知ってるからこそ、10年後みんなの成長や歩みを見られてしあわせな気持ちになると同時に、彼以外の別れも経験したんだなと胸が締め付けられました。わたしはギヴンを知ってまだ一年未満ですが、いまだに初めて見たあの日から立ち直れていません。それくらい苦しくてつらいストーリーで、涙なしでは見られない作品です。10thはそういう背景を知った上で読むとさらに苦しくなってしまうのですが、真冬が「価値がある」と思える人生になったのは、紛れもなく立夏がいたからで、由紀との人生もあったからだと思います。海へのライブでの楽屋でした宣言「音楽がしたい、一生」を今も変わらず続けていけるのは2人がしっかりぶつかって妥協せず前進していってるからですね。ギヴンを好きになってよかったと心から思います。本当はこの世界に入り込んで、ギヴンのこの先を見てみたい。どんな感情を持って、どんな音楽を作って、どんなふうに歌うのか、見てみたい。キヅ先生の考えるセリフや言葉選びが大好きです。とても苦しい。でもその裏側に愛がある。本当に素敵な作品に出会えてよかったです。何度でも読み返します。
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