このレビューはネタバレを含みます▼
種くんだよね! 公園で豊を覗き込んだ、種クン初登場時の破壊力…こんなん無視できん可愛さでしょう。 そりゃ、オニギリあげちゃう。次の時のウサギ耳帽子に、膝あて付きぴったりズボンも、見るたび違うヌイをおんぶしてる姿も…どの瞬間も超キュート! 彼は“ゆかた”と穣のキューピットでもあり、おにいのかわいい恋敵でもあり。 とにかく、物語のキーパーソンかつ、ひたすら無邪気さと可愛らしさで彼の周囲もコチラ側をも癒やす存在だなーって思う。何気に穣の恋路を邪魔しちゃうタイミングの良さは、初めは無自覚、徐々にわかっててヤキモチイジワルしてそうなのも可愛い。ぼくらのそれから も良かったな。種クン スクスク思春期になって彼にとって豊は、ただの兄貴の恋人ではなく 母のような初恋のような特別な存在なんだろうな こんな複雑な感情を知っている彼は、ギャップがあってとても魅力的な男子なんだろうな。思春期種クンのアナザーストーリーも見てみたいな
豊はおっとりしてそうで優しく控え目で、見た目可憐さもあってかわいらしいのに、懐深くて意外に心が決まると男気見せるのがいい。種をとても大切にしてて、子どもが本当に好きそうなのもキュンです。 最後の穣のバイト先での豊のコトバ。あれは、ほぼほぼプロポーズじゃんね。 そら 穣も泣いちゃうよ。穣バイト中なのに気持ちの勢いに任せて告っちゃうトコロが、表面穏やかな豊の秘めた激情ってカンジで、穣はホンモノの気持ちを受け取った感じがして嬉しかっただろうなー。同じ気持ちで向かい合ってると感じる素敵な”プロポーズ“だ。 豊はやっと本当の意味での居場所を、本当に穏やかで温かな居場所を見つけて良かったな。それぞれが癒えない痛みや欠けを抱えて とりあえず日常に逃げ込むことで紛らせていた孤独を やさしく受け止めて支え合って 手はしっかり繋いで前を向いて お互いのペースを尊重しつつ 一緒に歩いてくれる相手を見つけたんだよね。 次の おかわり で更に今度は穣の辛さのターンが来るけど、そればまた次へ… 何度も読み返しては、穣家の細かいディテールも含めてホッコリしてます 無造作に散らばるヌイグルミの多さ雑多さに愛を感じます とにかく、愛があって やんわり暖かくて でもそれだけじゃない痛みや孤独もあって 時々彼らの日常にお邪魔したくなる作品です