ライオンハーツ【単行本版】
」のレビュー

ライオンハーツ【単行本版】

三田織

「出会えて幸せ」だと思った作品です

ネタバレ
2025年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題のほうで期間限定であったので読ませていただきました。
途中から「なんか…この絵柄、どこかで読んだ覚えがあるような…」と思って読み終わって作者さんの他作品をチェックしたら「山田と少年」の作者さんでした。
私、何度も読み返すほど「山田と少年」と「ばらのアーチをくぐってきてね」が大好きで。
あぁなるほど、この作品を読んで「これ好きだわ」と思ったのは、そりゃそうだわという感じで。
幼なじみの2人がお互いを思う様がとても可愛くて、このまま幸せに毎日を過ごして欲しいのに、だから途中の女の子たちの身勝手な言動にとても腹が立ちました。
もちろん世の中には「気持ち悪い」と思う人もいて、自分が嫌だと思うものを拒絶する権利はあるし、罪ではないとは思ってます。
たまたま当事者に聞こえてしまった、運が悪かったのかもしれない。
そこで逃げた獅子丸は臆病すぎんだろ!とそこでも少し腹は立ったけど、他人からの悪意って恐ろしいもので、だから気持ちは分からんでもない。
でも酷すぎる。ちゃんと話もせずに逃げて、拒否して。
そして傷ついていなくなってしまったレオが可哀想で。
いや2人とも可哀想ではあるんだけど…幸せな1日になるはずが急に「こわい」と言われて置いて行かれたら、そりゃ深く傷つきますよね。
2人が再会した場面では涙•涙でした。
一度でも裏切られるとどんなに尽くされてもその記憶は消えないし小さな小さなわだかまりとして残るかもしれない…獅子丸は一生を捧げる覚悟で2人で幸せに暮らしてよね…と思ったのでありました…笑
そして読み放題で読めたけど期間限定で、期間が終われば読めなくなるので買います!
本当に、良い作品に出会えて良かったです。
レビューのタイトルがまったく思い浮かばなかったので、読んだ後に思ったことをそのままタイトルにしました。
幸せ。
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