COLD
」のレビュー

COLD

麻生ミツ晃/木原音瀬

言葉を失った…(レビュー書き直し)

ネタバレ
2025年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先の展開を知らなかった当時に書いた1巻のみの自分のレビューが滑稽に思えるほど薄い。だから完読した今書き直します。
とは言ってもレビュータイトル通り一晩経った今も言葉がうまく出てきません。ちゃんと書けるかな…

1巻が現状の説明のような感じなら、2巻は主に藤島と透の過去の話。諸悪の根源の藤島母に怒りが湧くのは言うまでもないし、藤島自身彼女の虐 待の被害者ということも充分解っています。それでも藤島に憤ってしまう自分は間違っているのか。いつも言葉が喉の手前で詰まってしまうような顔をしている。支配され続けた者の弊害ですね。でも透にとって初めて見た光だった藤島に庇ってもらえなかったことはどれだけの失望だったか。藤島母でなく藤島により強い憎しみを抱くと同時に助けを求める姿に涙が止まりませんでした。それでも2巻ラストは、この先何があっても強くなると決意した藤島と記憶喪失のままの透が寄り添うことに決めたシーンが見られます。過去の藤島に怒っていた私だけどこれを見て怒りが応援に変わりました。
なのに3巻…。絶句。呆然。戦慄。他にどんな言葉があるだろ。苦しくて辛過ぎて嗚咽し過ぎて吐きそうになりました。記憶を取り戻したならこの6年の記憶も一緒に蘇ってくれよ。怒り爆発でめちゃくちゃな透…いくら何でもここまでさせますか木原先生(泣)どんどん窶れていく藤島。もうこの時は涙でぐちゃぐちゃの私の顔も相当ひどいもんだったと思う。
楠田に望みを託している自分がいました。彼は自分に出来る範囲で透に話をしてくれた。それと木下さん。彼女のやりきれなさもいかほどだろう。でも彼女も大事な事実を透に告げてくれた。
要所要所でコマに現れた、えんえん泣く小さい透が私の胸を抉り続けましたが、それは以前救えなかった藤島もずっと忘れられなかったこと。とうとう藤島の前で言えた2回目の「たすけて」で今度こそ君を守ると誓った、のよね?何せ感情が分かりにくい。透の子供返りにも優しく寄り添うものの、出来れば藤島の心から幸せそうな顔が見たかった。海辺でのラストは何か諦め口調にも取れてしまって…。と思っていたらどうやら原作では続きがあり2人の幸せな未来が拝めるとのレビューが!ありがとうございます、そちらで完全消化してこようと思います。
麻生先生苦しいほどリアルな表現力で私はヘトヘトです(もちろん称賛の意)。コミカライズお疲れ様でした!
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