憂鬱な朝
」のレビュー

憂鬱な朝

日高ショーコ

BLだけどBLじゃない

ネタバレ
2025年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結構前に購入して一度読み終えていたのですが、そろそろもう一度読みたいと思い、再読しました。じっくり読まないと落とし込めない作品なので1週間くらいかけて読み終えたのですが、どこをとっても素晴らしい作品です。階級制度の中で生きる難しさを思い知らされました。安定を求めてその場に留まっていては気づいた時には手遅れになってしまう。だからこそずっと考え、行動し、挑戦していくしかない。これは現代にも通ずることだなと思いました。上に立つ人間というのは、常に新しい角度で物事を捉えられる人であり、偏見や経歴にこだわらず、正面から人を評価できる視野の広い人格者なのだなと暁人を見ていて感じました。ただ、そういう目立つ人だけではこの世は上手く回っていかないと思います。自分が先頭に立つのではなく、後ろから支える人がいるからこそ、この世の均衡が保たれているんだなと桂木を見ていて感じました。全然違う2人なので、上手くいかないことは多々ありましたが最後はああいう結果になってとても良かったと思います。レビュータイトルにもある通り、ただのBL作品として見るのはあまりにも勿体ないです。
何回読んでも考えさせられる素晴らしい作品なので、また時間が経ったら再読しようと思います。
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